QAチーム1年9ヶ月くらいの振り返り

ご無沙汰しております。QAチームの柿崎です。

GA technologies では半期に一度、 GREATEST AWARDS という社内表彰の場が設けられています。

先日、その場にて栄えある ENGINEER of the YEAR という賞を頂きまして、 良い機会なので入社してからの1年9ヶ月くらいを振り返ってみようかと思います。

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ズシリと重みのあるトロフィー。ありがとうございました!

採用

2018年9月入社時には自分も含めて6名程いたQAチームですが、異動やその他色々ありまして、 一時期3名まで減少していたのですが、現在は8名のチームになっています。 中途も新卒も混在していて、ユニークなメンバーで日々業務に勤しんでおります。

採用の難しい このご時世、 人事チームには足を向けて寝られません。 この場を借りてお礼を述べさせていただきます。いつもありがとうございます! 今後ともよろしくお願いいたします。

アジャイルテスト

GA technologies の開発スタイルは言わずもがな、アジャイル開発です。 QAメンバーは大抵の場合アジャイルチームに参加して継続的にテストを行っています。

日毎あるいは週毎に行われる修正や機能追加と並行して、 月単位で進行する中〜大規模な開発にも対応しており、 自分が入社してから現在に至るまで、プレスリリースに掲載されるようなリリースを20回程経験しています。

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2020年1月までに対応した大きめサイズのリリース
GA technologies QAチームのあゆみ with Autify - Speaker Deck

GA technologies では不動産取引にまつわるシステムをほぼ全て自社開発しており、 30個くらいのプロダクトを抱えているのですが、その全てをQAチームでカバーすることは難しく、 一部のプロダクトでは開発者・ビジネス担当者にテストをお願いしてしまっているので、 何か支援していくことはできないかな、というのが当面の課題です。

そして不動産取引システムは高額商品を扱っているため、検査と追跡性の確保も非常に重要です。 今後は「検査と支援」の両立がポイントになっていくと考えています。

テスト自動化

意識的に推進していたわけではないのですが、なぜか良い感じに仕上がっているのが、テスト自動化です。 QAチームでよく使われているのは Autify、Magic Pod、Postmanで、次点で Cypress、Selenium あたりが動いています。 日々のリリース前後の回帰テストとしてしっかり運用されています。

新規テスト追加やテストケースのメンテナンスについて、 QAメンバー個々人で進められる環境になっています。

最近は優れたツールが沢山あるので、テスト自動化については、それほど苦しまずに実現できています。幸せですね。 ちなみに開発者サイドの自動テストもしっかりと行われていて、QA担当者としては非常に恵まれた環境にいるなあと、日々感じています。

アプリセキュリティ

GA technologies に限った話ではありませんが、近年はセキュリティの重要性が高まっています。 そこで最近 QAチームではアプリセキュリティ部門を立ち上げました。

既にセキュリティ相談や脆弱性診断の活動が開始しており、今後の活躍が期待される部門となっています。

イベントの開催

現在は新型コロナウィルスの影響で、人が集まるイベントは自粛せざるを得ない状況ですが、 ウィルス流行前に運良く3回ほどイベントを開催することができました。

quesqa.com

blog.autify.com

connpass.com

人類がウィルスを克服した暁には、また弊社に集まって頂ければ、と考えています。 そんな日が来るといいですね。

今後の見通し

さて!そんな感じで、まだ2年経っていないので、 大きな仕事を成し遂げることはできておりませんが、 ENGINEER of the YEAR の名を汚さぬよう、 これからも QAチームとして最大限の貢献ができるように精進する所存です。

今後は下記のようなことに取り組んでいこうかと考えています。

ある程度のテスト標準を定めておきたい

QAメンバーはアジャイルチーム内で、個々人の裁量でテストを進めているので、 テスト内容にばらつきがでています。

今後GAプロダクトの社会的な責任は高まっていくと考えられるので、 裁量やスピード感を維持しつつ、良い感じでテスト標準を定めて、ばらつきを低減できるとよいな、と考えています。

テスト支援活動をしたい

なんだかんだ言っても、 テスト部門が「最後の門番」になってしまうのは 開発チームとしては健全な状態ではないので、 開発者自身が上手にテストできる状態を作り出していければよいな、と考えています。 幸いGA technologiesの開発チームは品質に対する意識が高いので、 テストやセキュリティのことを知りたいという声が多数聞かれます。

今後はテスト系の学習コンテンツや機会を拡充させていければ良いな、と考えています。 「検査と支援」がキーワードです。

モデルの検証を充実させたい

GAプロダクトは不動産取引をデジタル化しているため、 登場プレイヤーが多かったり、ワークフローが複雑だったり、といった特徴があります。 仕様バグを見逃してしまうと、修正コストもさることながらセキュリティ面で多大なリスクを抱えてしまうことになるため、 今後は設計や機能のモデル検査を充実させていきたいと考えています。

この辺りの取り組みは、また別の機会に発表できればと思います。


以上、思いつくままに振り返ってみました。 GA technologies のQAチームの内情が、少しでも伝われば幸いです。

ここまで読んでくれた方は何となく察しがついていると思いますが、 QAチームでは一緒に課題に取り組んでくれる仲間を欲しております!!

この記事を読んで興味を持った方は下記からご連絡ください。 カジュアルな面談希望もウェルカムです。

herp.careers

QAチーム以外も絶賛エンジニアを募集しているので、 募集要項をご覧になっていただければ、と思います。

www.ga-tech.co.jp

それではまた〜