【GA開発の日常】業務体験を通して学んだこと

こんにちは! 期初目標でTech Blogを書くと宣言していたのに全然書けていなかったので期末の今記事を大量生成している浜野です。

今日は【GA開発の日常】ということで、主にBoosterチーム(社内システムを開発するチーム)で行っている業務体験について書きたいと思います。

業務体験とは?

その名の通り、ビジネス側の業務をエンジニアが実際に行うことです。
GAでは仕入〜営業、その後の物件管理、オーナー様のCSなど様々な業務を一貫して行っているため、それぞれを効率化するための社内システムが存在します。
自分の開発するシステムに関連する業務を短くて数日、長くて1ヶ月〜2ヶ月の時間をかけてビジネスサイドの方々に教えていただきながら行います。
中には、エンジニアでありながら物件の仕入やセールスとしてお客様からの電話を受けたりするメンバーもいます。

なぜ業務体験が必要なの?

実際の業務の理解を深めるためです。
エンジニアとして、何を開発しているとしてもユーザーのことを理解することは不可欠になってくると思います。
とはいえ、なぜこんなに時間をかけて業務体験をするかと言うと…不動産という分野の特性上、ユーザーの業務フローや知識が非常に専門的であったり、複雑であるため、研修やヒアリングレベルでは業務内容を理解することは難しいです。
その状態でどこに課題があるのか、何を効率化すればシステムが役に立つのか見えてこないのは言わずもがな。

実際に体験したこと

私は経理向けのシステムを開発しているため、月初の1週間を使って前月の数字の取りまとめの作業を行いました。
ミスすることができない緊張感の中、初めて見る数字の羅列と書類を扱うのは想像以上に大変で経理の席で「もう無理だ!!!」と叫びながら作業していました。

業務体験をやって リアルBefore&After

Before

  • コードの内容よりも画面に表示されている書類や単語の意味が全くわからん

  • ユーザーである社員から質問や要望を受けても、そもそも何を指しているのか日本語がわからん(開発どころではない)

  • 業務理解が浅いゆえに、ユーザーや先輩が意図していたものとは違う要件で開発を進めてしまう

After

  • 扱っている書類や単語の意味を詳細に理解している

  • 実際にシステムを使っての一連の業務を行うことができる

  • どのような業務に時間がかかっていて、システムとして何が助けられる部分かなんとなく分かってきた

  • 現場の人に混ぜてもらい業務を行うことで、コミュニケーションや信頼感が生まれ質問や要望を直接言ってもらえる機会が増えた

業務体験の今後

Boosterチームでは、新しく来たメンバーや違うプロダクトに移ったメンバーがスムーズに業務体験→開発の流れを踏めるように、業務体験メニューの作成や最終的なアウトプットを定めて業務体験を仕組み化している最中です。
例えばシステムを使っての業務一連のマニュアルを開発側で作成することで、ビジネスサイド、開発サイド共に誰が新しく入ってもスムーズに業務が行えるような環境を整えていく、など。

まとめ

私個人的には、エンジニアでありながら様々な知識や経験を得ることができる業務体験制度や、今の開発環境をすごく気に入っています。
このような取り組みを通して時間をかけても、業務を深く理解すること、そしてビジネスサイドとお互いに信頼しながらコミュニケーションをとることが推奨されているというのは良い文化だと思い、【GA開発の日常】として紹介させていただきました。
それではまた次回のTech Blogで!